国際経営科
■平成18年度運営方針
庄内地域は、酒田港の整備、高速道路網の拡充により、とくに環日本海諸国との交流拠点となることが期待され、経済・文化両面での交流の担い手となる人材の育成が求められる。
しかし、こうした分野についての知識・能力がすぐ活かせる職場は残念ながら少ない現状にある。
このため本学科としては、国際取引や語学に精通している人材のみならず、企業財務およびコンピュータなどの知識と技能を駆使できる経営実務の実践能力を有する人材の養成を目指し、所謂「就職力」の育成に更に重点をおく。
また一昨年の起業教育は今年度も引き続き行い、地元の将来を担えるような、より高度の人材や、自ら起業し事業を展開できる能力を身につけた地域経済に貢献できる人材育成を行ってゆく。
教科の中では引き続き英語、簿記会計、OAに重点を置き、特に英語と簿記会計についてはコース選択制を継続して得意分野の能力拡充を図る。
また、起業教育を「ビジネス・インキュベーション」で行い経営・経済の知識を含めたそれらの総合的な実践活用能力を培う。さらに、「販売技術論」や「現代社会論」の拡充と充実を図り、就職対策を念頭においたカリキュラム構成をとる。
また、実習教科授業(貿易実務実習、地域社会論など)では出来る限りロールプレイを取り入れ、フィールドワークにも注力して、情報収集能力やプレゼンテーション能力などの向上を目指す。
同時に他の学外実習(企業実習、国際交流実習、海外研修など)も継続し、学生たちに実社会での経験や異文化経験をさせることにより総合的な社会対応能力の向上を図る。
■教育目標
・実践的な語学力を有し、国際取引に精通した貿易実務のスペシャリストの育成
・企業財務に通じ、コンピュータを駆使できる経営実務の実践力を有する人材の育成
・企業家精神とそのノウハウを身につけた企業経営のスペシャリストの育成
これらの領域関連の資格を学生に取得させることにより彼らの客観的な実力証明とし、
地元企業への「就職力」をつけさせる。
■授業の特色
・英語コース、簿記コースに分け得意な科目の能力アップを図る。
・英語コース目標→TOEIC 500点以上の取得
・簿記・会計コース目標→日商簿記検定2級以上の取得
・フィールドワークやロールプレイを重視する。
(海外研修、国際交流実習、貿易実務実習、企業実習、地域社会論)
・ゼミナールや卒業研究授業で一人ひとりの個性を伸ばす。