米の保管倉庫で脇のケヤキ並木は倉庫を直射日光から守るためのものとして植栽されました。樹齢は倉庫よりも古く、130年以上にもなります。春には新緑に映え、夏は並木の下に緑の涼風が吹き、秋は茜色に染まり、冬はその身に純白の雪をまとい、季節ごとに楽しませてくれます。
明治26年、旧藩主酒井家によって建てられました。11棟からなる倉庫の米の収容能力はなんと1万3000t(22万俵)もあるそうです。米の積出港としてにぎわった酒田の歴史を今に伝えています。建物は、NHKの朝の連続テレビ小説『おしん』のロケにも使われました。倉庫の一部は庄内米歴史資料館となっています。
山居倉庫(ケヤキ並木)